ウーバーイーツはお客様がアプリで商品を注文すると、注文店に情報がいって店は商品を準備、それと同時に配達員にリクエストがいき、配達員が決まると配達員は店に商品を取りに行き(ピックアップ)、注文者であるお客様が指定した場所に届ける(ドロップ)のが一連の流れになっています。
この流れで発生するトラブルの中で、それなりの頻度(配達員目線で200回~500回に一回)で発生するのが商品に誤りや不足している商品がある場合です。
このトラブルの場合、第一にお客様は全く悪くありません。
商品に誤りや不足している商品がある場合、注文者であるお客様が第一にすることはウーバーアプリのヘルプからウーバーに問い合わせをすることがベストです。
【誰が悪い?】商品に誤りや不足している商品がある場合
では商品に誤りや不足している商品がある場合にどこが悪いか?となると、最も多いのが店側のミス。
次に配達員がピックアップする時の確認ミスになりますが、例えばマクドナルドのように中が見えない紙袋に商品を入れて、さらに封印シール(シールを剥がそうとすると破れる)で閉じられている場合にピックアップする配達員は紙袋の中身を目視で確認することが不可能です。
そしてこのトラブルが多いのがマクドナルドであり、店側はチェックしながら紙袋の中に商品を全て入れたと確信して配達員へ渡す、配達員側は紙袋の中に商品が全て入っていると信じてピックアップしていきます。
マクドナルドはウーバーイーツ注文がひっきりなしに入るほど注文量が多いチェーン店なので、トラブルの数多くなってしまうのも仕方がないことでしょう。
配達員は封印シールに注意!
ウーバー配達員は、マクドナルドで商品をピックアップする時に注視しているのが紙袋の封印シールです。
もしピックアップ時点で封印シールが貼っていなかったり、ちゃんと貼れていなかったり、破れていたり、開けた形跡があったりする場合、配達員は封印シールの貼り直しをお願いしましょう。
また配達中に封印シールが破れたりしないよう注意、お客様に渡す瞬間や置き配完了するまで封印シールの状態を確認しておきましょう(マクドナルドの封印シールは凄く破れやすい)
注文者も封印シールをチェック
注文者側もマクドナルドの商品を受け取った時に封印シールをチェックしておくことで、袋を開けた時に発覚するかもしれない「商品に誤りや不足している商品がある場合」への対応や考え方が変わってきます。
熟練した配達員はマックの紙袋の大きさ・重さ・勘で見抜く
フードデリバリーの配達歴が長い熟練した配達員は、ピックアップする商品内容をスマホで確認後にマクドナルドの紙袋の大きさ、持った時の重さ、注文量に対する全体的な物量感、勘(その場にいるマクドナルドのスタッフの質)から紙袋に入っている商品が不足している可能性を見抜く人もいます。
とはいってもナゲットのソースが不足してるような事まで見抜くのは不可能です。
最も分かりやすいのがピックアップ時点でドリンク類が不足していたり間違っている場合で、袋の見た目と重さから袋の中にはっているのはSサイズの何かのドリンク、でも注文内容を見るとMサイズのコーラだったり。
他にはドリンクがコールド商品なのに紙袋の中は温かい場合など(常温の紙パックドリンク商品の場合もある)
マクドナルドで紙袋の中を見抜くには、マクドナルドで1000回以上ピックアップ&ドロップを経験しないと難しいでしょう。
完全密封された商品の確認はできない
店によっては商品を完全密封して配達員に渡すところがあります。
その密封形態とは、紙袋に入れてホッチキスで止めてしまったり、箱に入れてテープで止めてしまったりと、形態は様々です。
例えばケンタッキーなどでは、箱に商品を入れてビニール袋に入れた状態が基本。
さらに配達員への受け渡しは対面ではなく、モバイルオーダー受け取りロッカーとしても使われる「ピックアップドア」による受け渡しになります。
このようなピックアップ方式になると、配達員としてはピックアップドアに入っている商品が完璧であると信じて持っていくのが現実であり、箱の中に入っているチキンの数を確認するような事は到底不可能です。
トッピング不足の確認は事実上不可能
実際のウーバー稼働において、完全密封された商品はマクドナルドやケンタッキーだけではありません。
中でも事実上確認不可能なのがピザのトッピングやラーメン系のトッピング。
トッピングが別容器梱包でない限り、目視で確認するには箱や容器を開け、トッピングがきちんと入っているか調べるしかありません。
これをフードデリバリーの配達員がやってよいわけがなく、できるのは店側スタッフのみ。
配達員ができることとしてはピックアップ時に「トッピング入っていますよね?」と聞くぐらいで、それで店側が「入ってます」と答えればそれ以上できることはありません。
配達員に電話しても対応できることはほぼ無い
注文者のお客様が届いた商品に誤りや不足している商品があると発覚した後、お客様がウーバーのアプリで配達員に直接電話をしてくる場合があります。
この時に電話で言われるのが「〇〇が入っていない」「〇〇と違うものが入ってる」となり、配達員へ何かしらの対応を求めてくる場合が多々あります。
では電話を取った配達員が何かしらの対応ができるかというと、何もできないが本音になります。
できることはお客様のクレームを聞いてから【ウーバーイーツ】一部の商品に不足・間違いがあったをお客様へ案内することだけでしょう。
何もできないから電話に出ない
「届いた商品に誤りや不足している」を発見したお客様が、ドロップ後の配達員に電話をしても出ない…このような経験があるお客様も多いはずです。
なぜこのようなことが起きるのかというと、電話を受けたところで配達員側は何もできないのが分かっているから電話にでないということになり、それでBAD評価を付けられても仕方がない、
電話で事情や【ウーバーイーツ】一部の商品に不足・間違いがあったをお客様へ案内しても最終的にBAD評価を付けられる可能性が高いことを経験から分かっているためです。
今後「届いた商品に誤りや不足している」が発生した時に配達員側に何らかのペナルティが発生するような規約の変更があれば電話で対応するようになるかもしれませんが、そうなると密封され中身が目視で確認できない商品のピックアップに問題が出てくる可能性が高まります。
配達後、配達員から連絡をすることはできない
「届いた商品に誤りや不足している」お客様からのクレーム電話をピックアップ後に受け、それで何らかの対応をしますとしても、ピックアップ後に配達員から先ほど配達したお客様へと直接の電話やチャットを送る方法は存在しません。
ウーバー配達員は、配達中であってもお客様の本名を知らない、連絡先も知らず、ウーバーアプリを介してのみ、かつ配達中のみお客様と直接連絡が取れる状態になっています。
ウーバー運営に報告して対応してもらう
お客様宅へ戻って先ほど届けた商品を回収して店に戻り、お客様からのクレームを代弁する…ようなことはせず、ウーバードライバーアプリから「売上」→「詳細を見る」→「売上詳細を確認する」からトラブルが起きた配達を選び、「特定の配車・配達に関する問題」で運営にチャットで対応してもらいましょう。
急ぎのトラブルなので通話で対応して欲しいところですが、それは無理。またウーバーアプリはしょちゅうアップデートするので「特定の配車・配達に関する問題」の手順や方法が変更されるかもしれません。
理不尽BAD
「届いた商品に誤りや不足している商品」のトラブルが発生すると、最終的に高確率で配達員の評価にBADが付きます。
これは配達員のミスでない場合でもBADを付けられてしまうものですが、お客様としても高い金を払ってフードデリバリーを頼んだのに商品が揃っていない怒りをどこかにぶつける気持ちも分かります。
このような状態でつく配達員へのBAD評価は「理不尽BAD」のひとつとして呼ばれており、他にも何も問題がなくても店やお客様からBADを付けられる理不尽BADもあります。
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