副業としてウーバーイーツを始めたい。でも50代～のおじさんがやるのって、なんだか恥ずかしい…そんな気持ちに揺れるあなたへ。
氷河期世代ならではの葛藤と、そこから一歩を踏み出すためのヒントをお届けします。
氷河期世代おじさんが抱える“恥ずかしさ”の正体
「配達員やってるおじさんって、なんだか気の毒そう」
そんなふうに感じてしまうのは、過去に自分自身が他人をそう見てきたからかもしれません。
氷河期世代の多くは就職難を経験し、何とかして生きる道を築いてきました。だからこそ、「安定した正社員であること」に対して強い価値観を持っている人が多く、そこから少しでも外れることに対して、“敗北感”や“恥ずかしさ”を抱きがちです。
しかし時代は変わり、働き方は多様化。
年齢や肩書より「どんな生き方を選ぶか」も注目される時代です。その“恥ずかしさ”は、実は過去の自分が作り出した幻かもしれません。
実際どう？ウーバーイーツをする50代～のリアル
SNSや実際の配達でも50代以上でウーバーイーツをしている方は意外と多く見つかります。
- 「若い人ばかりかと思ってたけど、同年代の人もいて安心した」
- 「最初は勇気がいったけど、意外と誰も見てないし、自分が気にしすぎてただけだった」
という声も。
もちろん体力的には若い人にはかなわないかもしれませんが、だからこそ、効率よく動く工夫や、自転車ではなくバイクを活用するなど、自分に合ったやり方を見つけている人が多数います。
収入面でも、「月に数万円稼げるだけで、ちょっとした贅沢ができる、投資資金が作れる」とポジティブに捉えているケースもあります。
「おじさんが浮かない」ための3つの工夫
氷河期世代がウーバー配達員をやる上でのメンタル維持として、重要になるのが「プロ感」です。
このプロ感とは、服装やバイク、装備などから滲み出させることが可能であり、そこにお金をかけずに普段着やボロい装備で配達をやっていると冒頭にある
「配達員やってるおじさんって、なんだか気の毒そう」
となってしまう、自らそう思ってしまう負のループに入ってしまいます。
見た目で損をしない服装・装備の選び方
ボロい服やバイクは、どうしても“生活感”がにじみます。逆に、シンプルで清潔感のあるウェアやきちんと整備されたバイクに乗っていれば、それだけでも印象は大きく変わります。
とりあえず服装だけは注意しておきましょう。
とはいっても若い配達員と似たような感じにするのではなく、配達に特化したプロっぽい服装にすることがメンタルを安定させる上でも重要になってきます。
どんな服装がプロっぽい？
ウーバー配達におけるプロっぽい服装とは、体のサイズにあった服で動きやすいもの、それでいて普段着ではない…と、文字にすると抽象的ですが、簡単に言えばオジサンがスポーツをする時の服装をイメージしましょう。
そこに自分なりのアレンジを加えることでプロっぽさを滲ませるのがコツです。
- ウエストポーチ等を装備することで身軽に
- 小物が入るベストを装備して全てに対応感を出す
- 派手な色を避け、仕事着感を出す
特殊部隊×スポーツのイメージで配達着を揃えるとプロ感が出てくるようになり、初心者配達員から話しかけられることも。
配達スタイルで印象を変えるコツ
笑顔で配達する、ありがとうございますをしっかり言う、たったそれだけで、配達先からも好印象を持たれます。
年齢を重ねているからこそ出せる“落ち着き”や“安心感”や”プロ感”を実力に変えていきまよう。
注意すべきは、アタフタしていると仕事できないオジサン感が丸出しになってしまいます。
“自分のやり方”を確立する重要性
若者と同じように動こうとする必要はありません。マイペースでもいいんです。最初は「日曜の午前中だけ」「天気がいい日にだけ」といったスタイルでも、十分意味があります。
フードデリバリーの流れがある程度分かってきたら稼働を増やしていくスタイルがおすすめです。
周囲の目より大事な“自分の納得感”
人目が気になるのは当然ですが、それ以上に大切なのは「自分が納得できるかどうか」
専業や副業として、自分の時間をお金に換える。それだけで立派な選択ですし、決して「気の毒な仕事」ではありません。
働くことで「社会との接点が増えた」「無職感がない」といった、精神的な充実感を得られるという声も多くあります。
今は誰もが副業する時代。自分の価値観に自信を持ちましょう。
無茶をすることで得られる報酬
氷河期世代が実際にフードデリバリーの配達を行うと非常に疲れるはずです。
しかし1日12時間以上も稼働（1時間あたり2～3件の配達）することで得られる報酬は1日1.5万円～2.5万円前後となり、悪天候になればなるほど稼げる金額が上がります（雨天で12時間稼働なら3万円は堅い）
これを休みなく毎日行うことで月に40万円前後は氷河期世代のオジサンでも稼ぐことが可能であり、同世代で人生が上手くいっている会社員の収入に近づくとこが可能になります。
もっと無茶をすれば月70万円代も見えてくることになり、いわゆる負け組に属する氷河期世代が感じる劣等感・悲壮感を和らげる効果はかなりのものがあります。
最初の一歩をどう踏み出すか？
氷河期世代～のオジサンにとって、フードデリバリーを始める最初の一歩はメンタル面が壁になることが殆どではないでしょうか。
その理由は冒頭にある「恥ずかしさ」のはず。
なので最初は近所ではなく、自宅から離れた場所で稼働することをオススメします。
稼働初日のコツ
・小規模なエリアを選ぶ（私鉄沿線、ターミナル駅は避ける）
・ピークタイムを避ける（12時〜13時、18時〜20時は避けると焦らず済む）
・最初は一日5〜10件に限定して経験を積む
ウーバー配達は上司・先輩・同僚が存在しないので仕事のノウハウを教えてくれる存在はいません。
なので最初から新宿のような難易度が高い高単価の大繁華街に挑むのではなく、単価が低くても低難易度の場所で始めることで経験値を上げていきましょう。
高単価の大繁華街デビューを目指して
フードデリバリーでは、東京都心部の大繁華街が最も単価が高く稼げるエリアです。
具体的には池袋・新宿・渋谷のルートとなり、県外から稼ぎにくる配達員がうじゃうじゃいるほど。
当然ながら専業で月に50万円～は稼ぐ猛者が多く集まる場所であり、難易度が高いのは当たり前、超高級マンションへの配達でお客様と自分との差にメンタルが打ちのめされることも珍しくありません。
なかでも新宿～渋谷では性別や年齢は関係なく、フードデリバリーにおける実力がものを言う世界であり、小規模な私鉄沿線駅とはレベルが違います。
そんな高単価の大繁華街デビューをひとつの目標として一歩を踏み出してみてはどうでしょうか。
心が折れない準備
・最初から完璧を目指さない
・最初は稼げなくてもOKという気持ちで挑む
・終わった後に「よくやったな」と自分を褒める
誰だって最初は緊張します。でも、その一歩を踏み出すことで、自分の中の“壁”が驚くほど軽くなるはずです。
まとめ：ウーバーイーツは“今の時代の選択肢”
ウーバーイーツを始めるか悩んでいる氷河期世代のあなたへ。
恥ずかしさや不安があるのは当然です。はっきり言ってしまうと、オフィス街で同世代がスーツを着ている中でのウーバー配達に恥ずかしさが無いといったら嘘になるでしょう。
でもそれは、時代とともに変わりゆく「働き方」の価値観のズレにすぎないと考えています。
周囲の目よりも、自分が納得できるかどうか。
自分の人生に自分で選択肢を持てる――それは、とてもかっこいい生き方です。
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