ウーバーイーツで1日5万円以上を稼ぐ配達員は猛者(もさ)と呼ばれています。
このページでは、彼ら猛者がどのような条件・戦略・環境で稼いでいるのかを解説し、あなたが同じレベルに到達するための具体的な流れを紹介します。
1日5万円って本当に可能?現実と条件
ウーバーイーツで1日5万円以上を稼ぐことは、結論から言うと可能です。
ただし、一般的な稼働スタイルでは到達が難しく、いくつもの状況や配達員のスキルや体力が重なって達成できる数字になります。
さらに連続して1日5万円以上を稼ぎ続けることは猛者でも難しいものがあり、3万円前後の日もあれば5万円の日もある、一か月で70万円~100万円前後の稼ぎといったところ。高単価の繁忙月は一か月で100万オーバーが当たり前など。
猛者の中でもトップクラスになるとコンスタントに月100を目標に…といった方もしますが、各種税制のことを考えて年の稼ぎを調整している方もいます。
必須条件は以下の通り
- 高単価エリアで稼働すること
基本的に新宿・渋谷・港区などの都心部中心は注文量が多く、単価も高い傾向があります。 - 雨天や悪天候での稼働
需要が跳ね上がるため単価は上昇し、雨クエストなど追加報酬も発生します。 - 週末・季節イベントの活用
8月・12月は高単価月。
さらにクリスマス・年末年始・イベント開催日は爆発的に注文が増加する傾向があります。 - 長時間稼働が前提
ウーバーイーツには連続稼働12時間の制限がありますが、1日最大12時間使い切る稼働が必要です。軽い飯休憩で11時〜24時すぎまで働き切るのが猛者。
そして最も重要であるのが鳴りが良い場所ということ。
結局のところ、鳴りが良い場所(これはエリアではなくピンポイントで高単価が出やすい場所)をエリアごとに何か所も把握しているかどうか?が重要になってきます。
実際の配達件数
1日40件以上は必須です。1日5万円プレイヤーは50〜60件をこなすことも珍しくありません。これはアイドルタイムを含めても1時間当たり4件以上の配達を続けるということ。
この配達件数を10時間以上もキープするのにどれだけの体力と精神力が必要か?ということは現役のフーデリ配達員ならわかることでしょう、ものすごく疲れます!
稼げるエリア・時間帯・天候の“黄金パターン”
ウーバーイーツでコンスタントに一日3万円以上を稼げる人には共通点があります。それは 「売れる時間と場所」を理解していること。
さらに自分の得意なエリアにおける最適な立ち回りや、踏切・渋滞なども分かっており、配達リクエストのピック先情報~ドロップ先と見積時間を見て、実際に配達にかかる時間を考えてリクエストを受けるかどうかを判断しています。
極論では見積時間やキロ単価が悪くても、「自分なら15分で終わる単価1000円」と判断・実行できれば良いということになります(この判断に熟練度を要する)
ゴールデンエリア
- 新宿
- 渋谷
- 港区
これらのエリアは飲食店が密集し、さらにマンションが多く注文需要が安定しているエリアです。また、このエリアでの稼働はお金に余裕がある方が多く住むエリアでもあることも関係しています。
当然ながらピックに時間がかかる商業施設や、配達に時間がかかるタワマン及び特殊な超高級マンションがドロップ先としてあり、そのような難易度高めの案件をスムーズにこなしていくスキルが必要になります。
なので初心者が同じエリアで稼働したとしても猛者との差が大きく発生してしまうのは当然といえるでしょう。
ゴールデンタイム
- 11:00〜14:00(ランチピーク)
- 18:00〜24:00(ディナーピーク〜深夜)
猛者はこの時間帯を逃しません。逆に言えばこの時間を外して稼働すると効率は大きく落ちてしまいます。
単価が最も上がる時間帯は19時~21時の間ぐらいとなり、この時間帯に週末の悪天候が重なるとゴールデンエリアでは一時間で5000円以上を稼げるということ。
猛者はこの一時間で7000円以上を叩き出すことも珍しくありません。
そのために猛者は最も稼げる時間帯に、最も高単価で鳴りが良い場所でオンラインにしている状態を保っているということです。
天候は最大のブースト
- 雨
- 雪
- 台風
- 寒波
- 猛暑
こうした悪天候は需要が急増し、報酬がUPする傾向があります。さらに悪天候による追加クエストも発生し、屈強な猛者ほど稼ぎやすい状況になります。
都内でいえば最上級の天候ブーストは「雪」
雪の日に1日10万円を稼いでしまうようなバイク配達員は、タイヤにバイク用の非金属ゴムチェーンなどを装着したり、その日にスノータイヤに自分で交換してしまうなど。
猛者は天気予報を常に注視しており、予測される天候に応じた立ち回りを考えているほど。つまり常に能もフル回転。
立ち回り戦略と効率化の技術
たんに鳴りがよい高単価エリアで走れば良いわけではありません。稼ぐ猛者は立ち回りが徹底的に効率重視です。
猛者は何もしていない数分すらも損失と考えての稼働をしています。
① 配達距離の最適化
- 長距離ばかりだと時間あたり件数が伸びない
- 近距離・中距離案件のバランスを取ることが重要
配達リクエストの見積が30分で2500円の高単価だけどロング案件、しかもドロップ先は鳴りが悪く単価も低い僻地…のような場合は「受けない」といった判断をする事も重要になってきます。
しかし、そのような案件を見積時間より早く終わらせて高単価エリアに行き、高単価の配達リクエストをしれっと取ってしまうのも猛者たる存在です。
② マップの読み方と回り方
- 配達先の流れを読む
- “戻りポイント”を把握する
- 店密集地へ自然と戻る動線を作る
猛者のように立ち回る場合、全てはドロップ先が重要であり、ドロップ後の行動を考えた立ち回りをしなければなりません。
これを初心者が同じように行うには難しいものがあり、経験を積むしかありません。
③ ダブル・トリプルの考え方
- ピーク時はシングル配達で数を稼ぐことも有効
- 無理にトリプルを取って時間を食うのはNG
これはダブル・トリプルの配達を解体することで配達員が配達効率を最大化させ、稼ぎを増やすということになります。
この他にも解体技を使うことで単価をUPさせたり、追いダブルが低単価でもドロップ先が高単価エリアなら少々低単価でも受けて移動するなど。
④ 止まらない習慣
- 店での待機は最低限
- 常に鳴りが良いエリアへ移動
猛者は「止まっている時間=損失」と考えているほど。
それは赤信号で止まっている時間も含まれるということで、赤信号ならエンジンを切ってバイク手押しの歩行者となり、左折の信号待ち時間を短縮するような動きです。
またUターン先までが600mなら、手前の信号でエンジンを切り歩行者になってUターンするなど。
猛者はピック先店舗の調理待ちについても3分以内と決めている方が多い傾向があります。
これは1時間に6000円以上稼げる状況においては、3分の待機で300円の損失になるといった考え方になります。
コスト・設備・メンテナンスを考えた“費用対効果”
猛者レベルの高稼働を目指すには配達コストの管理や費用対効果も重要になってきます。
稼いでいるであろう猛者っぽい雰囲気の配達員やバイクや自転車を見ると、配達に特化した装備が整っている方が殆どです。
必要な設備投資
- バイク(125cc)と屋根付きバイクの2台体制など
- 自転車はママチャリではない(電動アシストママチャリを含む)
- スマホ2台(ウーバー用+他社用・サブ)
- 土砂降りの雨天にも対応する装備
- 防寒・防雨ウェア
- バッテリーと充電環境
- ハンドルカバー+グリップヒーター(冬季必須)
- 夏は冷却ベストなど
猛者配達員は当然のように稼いでいるので、配達に必要な設備投資を惜しむ方はあまりいません。長時間稼働を可能にするための配達装備を徹底している猛者が殆どです。
安全・健康・持続可能な稼働者であるために
猛者と呼ばれる人は安全意識も高い傾向があります。
これは無茶をして事故ると稼げなくなり即終了、分単位の機会損失どころではなくなるからです。
健康管理の重要性
- 長時間のバイク運転による体への負担
- 雨の日の視界不良、集中力の維持
- 夏の熱中症
- 冬の低体温
高収入を維持するには「稼働できる身体」が大切であり、身体のメンテナンスを含めてベストにこなすからこその1日5万円以上稼ぐ猛者ということ。
特に冬の稼働は危険
手がかじかむと操作ミスや集中力が低下して事故リスクが上昇します。その他、寒さにより心が折れてしまうことを防ぐため、猛者は以下の装備を導入してるのが基本です。
- ハンドルカバー
- グリップヒーター
- 防水・防寒シューズ
- 暴風効果が高いアウター
さらに外気温が3℃以下になる極寒状況では、アウターの内側にモバイルバッテリーで使える電熱ベストを着用。
フードデリバリーは過酷な天候・気温の状況が最も稼げる時であり、過酷な状況で稼働を続けることができるからこその猛者ともいえる存在です。
雪が降ってる都内の夜ピークタイムといった状況では強烈な稼ぎを出す猛者もいます(1時間で1万円など)
精神面も管理が必要
- さすがに休憩ゼロは危険
- 時間に追われる焦り
- クエスト達成へのプレッシャー
短期間での高収入は可能でも、長期的に続けるにはメリハリが必要です。大きなミスをして垢バンになってしまっては元も子もありません。
猛者を目指すあなたへ
ウーバーイーツで1日5万円稼ぐためには、環境選び × 効率化 × 体力 × 気合この4つが揃っていないと達成は難しいものがあります。
- 高単価エリア
- 悪天候・イベント時の稼働
- 一日で40〜60件レベルの配達
- 戦略的な立ち回り
- 健康と設備投資
これらを満たした先に一日5万円の壁は突破できるといえ、さらに上の一日7万円以上といった猛者の中でもトップクラスが見えてきます。
条件を揃え、経験を積み上げていけば “猛者” の仲間入りは決して夢ではありません。
ただし猛者と呼ばれる配達員がやっている稼働は決して楽なものでないことを忘れずに!大雨注意報が出たら喜ぶぐらいの気持ちが必要です。

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