ウーバーイーツ配達中にピンの場所がズレて困った経験はありませんか?
このページでは、ピンずれの原因や頻度、対処法や補償の有無、さらには実体験をもとにした対応策まで詳しく解説します。
ピンずれって何?ウーバー配達で起きる仕組み
ウーバーイーツで言う「ピンずれ」とは、アプリ上で表示された配達先のピンの位置と、実際の住所がズレている状態を指します。
例えば、アプリの地図ではA地点にピンが刺さっていても、住所欄にはB丁目と書かれてあったり、実際の家はB地点にある、ということが起こります。
なぜズレるのか?
主な原因は以下の通りです。
- 注文者が位置情報入力ミス
- 建物名の入力ミスや省略
- アプリ側の地図精度の限界
- 新しい建物や私道などの未登録エリア
バイク配達員はスピードが早く、細かい道の確認が難しいため、ピンずれの影響を受けやすいかもしれません。
ピンずれはどのくらいの頻度で起きるのか
体感では、50件毎に1件あるかどうかという程度ですが、エリアによっても頻度は大きく異なります。
場合によっては距離のズレが数百メートル〜数キロになることも
「ピンが3km以上ズレてた」なんてこともあるのが現実です。
配達員が取るべき正しい対応フロー
初心者配達員の頃(配達件数100件未満)は、とにかく焦らないこと!が重要です。
「建物が無い!料理が冷めちゃう!」となりパニックになるのは分かるのですが、冷静になりアプリで注文者の注意事項を確認することから始めましょう。
注意事項にピンがずれている旨や、ピン位置とは異なる正しい住所、新築なので分かりにくいなどの記載がある場合がほとんどです。
しかし何の注意事項もなく、住所記載もなく、〒とマンション名のみの場合もあります。
最悪はピンのみで住所記載なし、一戸建てか路上渡しかも不明な情報のみでのピンずれです。
① まずはピンの位置に向かう
配達員としては「ピンの位置に配達しようとした証拠」を重視します。したがって、明らかにズレていてもまずはピン地点に向かっておいた方が良い場合があります。
ピン位置に到着した時点でチャット機能や電話で建物名や部屋番号の確認を行うのが理想的です。
この時点で12分タイマーが発動するようになり、ある意味配達員に目的地へ向かうかどうかの選択権が出てくる感じになります。
ピンずれは配達員の責任ではない、これはウーバーの配達を行う上で大切なマインド!
② 住所を再チェック後Googleマップ等で再検索
住所の情報(番地や建物名)をGoogleマップやYahoo!地図に入力して、正しい場所を特定、正しい配達先に行くかどうかを検討します。
正しい配達先が1km以内であれば届ける配達員が多いでしょうが、3kmも離れていると判断に悩みます。
というのも3km離れていると、そこからバイクで移動して目的地にたどり着くまで10分以上かかる場合があり、それがダブルの1件目では2軒目のお客様に大幅な迷惑がかかる場合があるためです。
- 12分以上経過しても正しい配達先に届ける(タイマーを発動させる)
- 正しい配達先に届けることは出来ないとお客様に伝え、ピン位置に留まる
正しい配達先に届けるのが最もトラブルが無いと思えますが、ダブルの1件目の場合は2件目にトラブルが発生する可能性があります。
ピン位置に留まると最終的に12分タイマーで商品は廃棄扱いになりますが、それではお客様が納得しない場合があります。
ウーバー配達員としてはMAPのピン位置にある建物へ届けることが仕事になるので、激しいピンずれに対応する必要はないことにはなるのですが、それだとBAD評価やクレーム扱いになる可能性が高いという…
それでいて調整金が発生しないのであれば、配達員はピンずれ~正しい配達先まで無報酬で動くということになってしまいます。
③ トラブル回避するには?
ピンずれによるトラブル回避は、1km以内であれば無報酬でも届けてしまう…これが結局のところ最適解ではないかと考えられます。
それ以上をお客様から要求される場合は状況に応じて配達員が判断するしかないのが本音でしょう。
「ウーバーアプリのピンがズレていたようです」などのメッセージがトラブル回避に繋がるように思いがちですが、このメッセージが原因でBAD評価を喰らうこともあるのが現実です。
報酬や評価に影響はある?ピンずれの損得
ウーバーは実走行距離と配達時間に基づき報酬を算出ということになっています。
ピンずれによる追加の移動分については、ある程度は調整金として報酬に加算されるケースでしたが、2025年になると調整金が付かない事例が多発しています。
明確なルールは公開されておらず、エリアやタイミングによっても対応は変わります。
評価への影響は?
以下のような対応を誤ると、低評価につながる可能性もあります。
- 注文者と連絡を取らずに迷う
- 配達が極端に遅れる
- 渡す場所を間違える
そもそもピンずれが原因によるトラブル発生の場合、配達員に非はありません。
それでも配達員が対応するしかない場合が多く、それでBAD評価を付けられる理不尽な案件もあるのがウーバーイーツ配達員です。
ピンずれ回避のコツと便利アプリ紹介
ウーバーのアプリに頼らず、以下の地図アプリを併用しましょう。
- Googleマップ(定番)
- Yahoo!地図
- NAVITIME
ウーバーアプリで届け先住所が「〒」となっていたりする場合はピンずれ案件の可能性が高いので、ピックアップから出発前にそこだけは確認しておきましょう。
初心者が注意すべきタイミング
- 雨天:視界が悪く建物の確認が難しい
- 夜間:建物名が見えにくい、入口が分からない
- 初稼働エリア:住所構造に不慣れ
初心者は事前に建物名をGoogle検索したり、注文を受ける際にピン位置を確認する癖をつけておくと安心です。
ピンずれ案件は回数をこなせば慣れてくる、500件以上配達を経験すると対応できるようになるとしか言いようがありません。
ピンずれ等のトラブルが起きた時に迅速に解決することは、分単位で動く配達員にとって稼ぎに直結してきます。
実際に遭遇したピンずれトラブル体験談
都内バイク配達員の話では、「ピンの場所が幹線道路の中央だった」「住宅地なのにマンション名がなくて探し回った」など、想像以上に理不尽なズレがあります。
酷い案件になると、引っ越し前の住所・実家の住所・会社の住所・彼氏彼女の住所が届け先になっており、正しい配達先は5km以上離れているような場合も…
このような酷いピンずれ案件では、ピン位置の住人はウーバーを注文していないため、インターホンを押した時点で不審者扱いになってしまうということ。
それが深夜であれば不審者感MAXです。
ピンずれ位置に置き配してくれと言われた場合
さらなる発展形トラブルとして、お客様が後から取りに行くなどの理由でピン位置に置き配して欲しいと要望がお客様からあった場合です。
この場合はマンションや建物内へ侵入して置き配は出来ず、マンションのエントランスに置くことも結構なリスクがあるため(監視カメラ)路上に置き配といったことしか出来ません。
しかし路上への置き配は、配達員とお客様のみしか知らないことであり、はたから見れば路上にゴミを捨てているのと同じになります。
このようなケースでは12分タイマーの間しかピン位置にいることは出来ませんと伝えるのが正解であり、お客様から15分待って欲しい!との要望があれば配達員が判断するしかありません。
ピンずれしているけどピン位置の住人に届けて欲しい
これはお客様の実家や彼氏や彼女宅が配達先になっている場合であり、ヤバいケースでは注文者は届け先の知人であり、届け先住人は注文者からウーバーのことを知らされていないような場合です。
注文者はサプライズのつもりでウーバーを使いますが、何も知らない届け先の方にとっては完全に不審者です。
ピンずれしていないけど配達先がずれている
さらに届け先住人が注文者のことを認知していないケースがあり「なぜこの住所に住んでいることを配達員が知っているのか?」と詰められてしまう場合も…
配達員としては、届け先住人と対面できるならアプリの画面を見せ、「この方からココに届けるような配達リクエストを受けて今ココに居る」ことを説明するしかありません。
しかしウーバーのアプリでは注文者が本名ではなくあだ名や適当な名前であることが多いので、その場で注文者へ電話をかけてスピーカーにし、届け先の住人と話し合ってもらう他ありません。
配達員としては完全にお手上げ状態であり、配達員は何も悪くない、でも最大級の不審者として見られてしまう理不尽すぎるケースです。
まとめ:ピンずれは冷静に対応すれば怖くない
ピンずれはウーバー配達員にとって避けられない“あるある”トラブル。
しかし、冷静な対応と情報確認、アプリの使い分け、注文者との円滑な連絡ができれば、大きな問題を避けることができるケースがほとんどです。
バイク配達員にとっては移動距離が大きく影響するため、地図アプリをうまく併用し、少しの工夫で効率よく稼働しましょう。
コメント