ウーバーイーツの夜間稼働は、都市が別の顔を見せる独特の経験ができます。
その中でウーバー配達員に嫌われるタワーマンションですが、実は深夜帯になると配達しやすくなる場所があり、昼間のような”タワマン避け”をする必要がないほどスムーズな配達が可能な場合があります。
深夜のタワーマンションへフードデリバリー
深夜のタワーマンションによっては、受付にコンシェルジュがいない場合があり、その際の配達ポイントを解説します。
深夜でも裏面や防災センターからの入場が求められるマンションの場合もあり、それに伴う安全性も考慮しましょう。
深夜はコンシェルジュがいない?
タワーマンションに限らず、コンシェルジュが常駐しているマンションは深夜帯になるとコンシェルジュがいなくなり記入やカードキーの受け取り作業がなくなる場合があります。
その場合はフードデリバリー業界で呼ばれる正面突破が可能に。
これは業者用の出入り口やエレベーターを使わずに、住居者と同じ出入口・エレベーターを使用して部屋まで届けることを意味しています。

防災センターがあるマンションの場合は、深夜でも防災センター経由になる場合が多いです(ラトゥール系は深夜でもコンシェルジュは常駐)
その他、地価が高いエリアにある高級マンションでは24時間体制で管理人が駐在している場合があります。
エレベーターの待ち時間
正面突破できる時は業者用エレベーターではなく住居者用のエレベーターを使うことになるので、エレベーターの待ち時間が少ないメリットがあります。
ただし、汚い服装やヘルメットをかぶったままでの正面突破は避けた方がよいでしょう。
駐禁が怖くない
深夜帯は駐禁を喰らうことがほぼ無い(ゼロではない、池袋・新宿・渋谷の繁華街ではやられる場合がある)ので、バイクを止めてからドロップ先の部屋まで時間がかかるタワーマンションでも駐禁の心配が減ります。
ウーバー配達員でタワマンが苦手な方、苦手意識を克服したい方、タワマン初心者の方は、深夜のフードデリバリーでタワマン攻略の練習してみてはどうでしょうか。
コンシェルジュがいなくても防災センターがある場合
深夜のマンションでコンシェルジュが居ない場合でも防災センターに警備員が常駐している場合があります。そのような場合は、まず最初に防災センターに向かいましょう。
まずはマンション正面入り口周辺を見てフードデリバリー配達員に向けた注意書きなどの立て札や張り紙を探します。このような注意事項がある場合に正面突破することはNG行為になります。
内容は「Uber配達員は防災センター経由で入館してください」「宅配業者は防災センター経由で入館して下さい」のようなことが書いてあります。
防災センターの入り口がわからない
防災センターの場所が記載されている簡易的なMAPの張り紙や立て札などが、マンションのメインエントランス付近にあるかどうかをチェックします。
そのような案内が無い場合はメインエントランスの近くに業務用風のドアや入口が無いかをチェック、入居者が使う地下駐車場への入り口付近などをチェックしましょう。
その他は、配達業者向けの駐車スペース付近をチェックしたり、他の深夜フードデリバリーが居るかどうか、どのように動いているかをチェックすることで見つけるしかありません。
高級マンションやタワーマンションは外観を保つために配達員向けの張り紙や立て札などを設置していない場合が多々あります。

そもそも防災センターってなに?
マンションの防災センターとは、防災・消火設備を一ヶ所で監視・制御して災害の集中管理をする「中央管理室」といった存在になります。総合的な防災・消防システムを備えた拠点。 「防災監視室」ともよばれているスペースです。
”センター”となっているので施設のように思えますが、ウーバーイーツ等の配達員目線ではマンションの裏口のような存在。
その裏口から入ると中に警備員が駐在しているので、そこで入館のために名前や電話番号を記載したり、建物内で使うカードキーを預かったりする場所です。
【重要】初めて配達するタワマンは防災センターでの話をよく聞くこと!
大きなタワマンでは、防災センターから業務用エレベーターに乗り、配達先のフロアまで出るまでの経路が非常に複雑な場合があるので、防災センターでの話は良く聞いておきましょう!
一例をあげると、防災センターでカードキーを預かり、一旦外に出てから別の裏口扉にカードキーをかざして入館、その後インターホンで入居者の部屋番号を押して入居者がOKするとドアロックが解除、そこから業務用の通用を歩いた先にある業務用エレベーターの前で再びインターホンで入居者にエレベーターのロックを解除してもらい、やっと目的階のボタンが反応する、目的階のフロアに出る前にカードキーが必要…のようなタワマンがあったりします。

さらに業務用の通路も複雑な場合があり、タワマンによっては防災センターで配達員用に手順と経路が書いたMAPを用意しているところがあります。
タワマンの業務用通路や業務用スペースは電波が悪い
タワマンの業務用通路や業務用スペースは電波が非常に悪い…というか圏外になってしまう場合がかなりあります。
圏外になってしまうとウーバーのドライバーズアプリでお客様と連絡を取ることができませんし、ネットでググって解決法を探すこともできず、迷ってしまった場合は再び防災センターに戻って話を聞くしかありません。
部屋があるフロアに出れば多少電波が復活する場合がありますが、タワマンの入居者フロアとは高級ホテルの客室フロアよりも豪華だったりする場合があります。
メインエレベーター以外の場所で入居者以外の人間が立ち止まって何かをできるような雰囲気ではありません。
2重オートロック
タワマンに限らず高級マンションになるとオートロックが2重になっている、マンションによっては3重になっている場合があります。
これは建物の入り口でインターホンで最初のオートロック解除後に、エレベーターフロアの直前で再びインターホンでオートロックを解除してもらわないと中に入れないセキュリティシステムです。
エレベーターのロックを解除
高級マンションではエレベーターもロックされている場合があります。一般的には2つめのオートロックを解除してもらうことでエレベーターのロックが解除され、目的階までいけるシステムになっています。
エレベーターのロックを解除してもらわないと目的階のフロアボタンを押しても無反応だったり、エレベーターの上ボタンを押しても無反応だったりするのです。
入居者の後について行くのは危険
最初のオートロックをインターホンで解除してもらった後に、2回目のオートロックを解除してもらわずに後から来た入居者がカードキーで2回目のオートロックを解除、
その後ろに続いて中に入ってしまうとエレベーターのオートロックが解除されておらず、目的フロアまで行けない…なんて場合があります。
このような状態になった時は焦らずに一旦戻りましょう。間違っても階段を探して…のようなことをするのは危険です(より事態が混乱する)
階段のドアがロックされている
高級マンションでは階段のドアもロックされてる場合があり、一般的には一方通行でロックされています。
鍵がないとどうにもならない状態になり、防災センターやコンシェルジュへ連絡する手段を見つけるしかないパターンもあります。
マンションの管理へ連絡する手段がないようなロックされた地下駐車場もあるため、フードデリバリー配達員は商品を届けた後は来たルートと全く同じルートで屋外へ出る流れが確実です。
高級マンションの場合、3階だからエレベーター待つよりも階段で降りた方が早い…といった行動は危険です!
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