爆鳴り低単価による様々な問題について解説、ウーバー崩壊?

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ウーバーイーツは2024年7月中旬から単価が極端に下がり、夏の繁忙期でもキロ割れ(1キロ100円以下)と分単価21円が常習化している状況になっています。

このような状況は深夜帯も同じであり、高単価案件が取れないと時給換算1200円前後になってしまう為、ウーバー配達員が今までにない新しい動きをすることでサービス全体のバランスが崩れ始めてると感じてる人が多くなっています。

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深夜でも爆鳴り低単価

2024年8月の繁忙期では、都心部におけるウーバーイーツの深夜帯は低単価でも配達リクエストが鳴りまくる「爆鳴り低単価」という状況が発生しました。

具体的には320円のミツオやキロ割れ(1キロ100円以下)の配達リクエストが鳴り響いている状態になり、リクエストを蹴る作業が忙しくなるほどの状態です。

さらに配達レーダーのリクエストが頻繁にくるのも重なることで、一日中需要が高い新宿では鳴りっぱなしになることも珍しくありません。

深夜帯では深夜1:30ぐらいから単価が極端に下がる日があり、配達員が低単価に嫌気がさしてリクエストを蹴りまくったり、稼働をやめたりすると強烈な爆鳴り低単価状態に。

深夜2:30前後に多少単価が回復し、深夜の爆鳴り低単価で配達員に蹴られまくった商品が徐々に捌けていく雰囲気ですが、お客様はウーバーで注文してからかなり時間が経過している状態なのでBAD評価になってしまう可能性があります。

ウーバーマップの新宿が真っ赤

2024年11月中旬に、同年8月と同様の爆鳴り低単価が発生しました。

しかし以前と事情が少し異なるのがクジラ(3000円・6000円などの超高額リクエスト)が圧倒的に少なくなっています。

またウーバーマップに一日中シミが付いてる新宿エリアが、深夜の爆鳴り低単価状況では染みが真っ赤になりっぱなしになることがあります。

では真っ赤なシミの新宿で深夜地蔵してみるとどうかとなると、単純に爆鳴り低単価なだけです。

それで2キロ未満のショート320円を取ってみるとドロップ先が十二社通り付近のタワマンで結果的に15分以上の時間がかかってしまう…

そうなると1時間に320円を4件が限界であり、現実的には1時間で1000円も稼げないことになりかねません。

蹴りまくる作業が面倒

爆鳴りでも低単価なので、配達員は案件を選んで蹴りまくります。その蹴り方とは以前のウーバーで考えられないほどの蹴る回数であり、新宿でオンラインにすると鳴りっぱなしになり他のスマホ操作に支障がでるほど。

とくに通常のリクエストの他に配達レーダーが重なって鳴るので、わずか数十秒の間にリクエスト拒否の×ボタンをタップする回数が極端に増える場合があります。

運転に支障が出るほどの鳴りっぷり

あまりに鳴りが激しい状況になると、信号待ちでの蹴り作業が困難になるほど。とくに配達レーダーを蹴りまくる場合はいったん停車してから蹴ったほうが安全です。

他社同時オンラインがやりにくい

他社同時オンラインをしていると、ウーバーイーツの鳴りっぱなしによりスマホ操作がやりにくくなります。他社の配達リクエストを受けた時はウーバーオフラインがおすすめです。

ピックアップする店舗に商品が溜まってしまう

爆鳴り低単価の状況になると、配達員が蹴りまくる傾向が非常に高くなりピックアップ先の店舗にお客様からの注文商品が溜まってしまうシーンがあります。

当然ながらお客様への商品お届け時間が遅くなったり、店側は商品を廃棄する場合も。

ピックアップ時に商品に貼ってある注文レシートの時間を見ると、注文が30分~1時間前だったりすることも珍しくなく、そこから配達なのでお客様の待ち時間はさらにかかることになります。

BAD評価覚悟で配達

そのような長時間ピックアップされなかった商品を受ける配達員側としては、結局のところBAD評価を覚悟で配達しにいくしかありません。

この場合はBAD評価と、受けた案件の単価を天秤にかけるしかなく、低単価だけど妥協して受けた案件でピックアップ商品がかなり前の注文である可能性がある(商品が溜まっている等)はBAD評価を恐れて受けキャンしてしまう人もいます。

すると受けキャンされた商品はまた次の配達員がマッチングされてピックアップされるまで置いたままになってしまいます。

高単価案件に化ける

お客様からの注文時間から時間がかなり経過されている、配達員から受けキャンを数回くらっているような商品は高単価案件に化ける可能性があります。

当然ながらお客様は注文してから1時間以上も経過している可能性があるため、配達時にお客様に怒られてしまうことも…

配達員としてはお客様に怒られても何かしらの対応をすることもできません。

深夜2:30前後になると急に高単価リクエストがくる時がありますが、高単価の時間帯は短いです。

マッチングしてから料理を作る → 受けキャンという地獄絵図

爆鳴り低単価で配達員がリクエストを受けない、それで店に商品が溜まってしまったり、長時間ピックアップされないため料理が冷めてしまう…そこで店側として、配達員が決まってから料理を作ることで商品の劣化を極力防ぐような対応をする店もあります。

しかしマッチングされた配達員が直ぐに到着してしまい、料理完成は15分かかるような状況で配達員が受けたリクエストをキャンセル、結果として次の配達員がマッチングされてピックアックにくるまで時間がたってしまうような場合があります。

このような状況はマッチングによるフードデリバリーの地獄絵図といえるでしょう。配達員としては基本的に「金で動く」ので運営が最初から単価UPするしか解決法はないように思えます。

店に怒られる場合がある

店に到着した配達員がリクエストを受けた時間は約5分前、しかし店は注文を受けてから1時間以上も配達員が到着していない状況では、配達員が店側から遅い!と怒られる場合があるかもしれません。

結果として加盟店からBAD評価をつけられてしまう理不尽な店BADになることも…

配達員は低単価だけど回さないといけないのでピックアップしにいったのに怒られて時間がかかる時は、店BAD評価を避けるためにその場で受けキャンする人もいます(受けキャンすればBAD評価はつけられない)

※低単価の配達員事情を知っている店は受けキャンされてしまうと次の配達員がくるまで再び時間がかかることを分かっているため優しい対応

インフルエンサーや大手メディアが話題として取り上げる

このような低単価爆鳴りによって発生している問題について、インフルエンサーや大手メディアが話題として取り上げるようになり始めました(2024年8月~)

その結果SNSではウーバーイーツに注文したけど到着が遅すぎる理由について知る人が増えてきた傾向があり、それならば他社「出前館」「wolt」「menu」などで注文をした方が早く届く可能性があることからフードデリバリー利用者のウーバー離れが始まるかもしれません。

動き始めるフードデリバリー各社

ウーバーの現状を受けてか、menuではテレビCMや街での広告を増やしたりする光景を目にするようになりました。

woltではデリバリー商品価格を店頭と同じ商品価格とする実証実験をするなど、シェアの奪い合いが激化しそうな雰囲気となっています。

フードデリバリー配達員としては競合各社が競い合う事で配達単価が上がればよいと考えている人が多いと思います。

この他、フル電動自転車(違法電動モペット)への取り締まりが強化される流れから出前館の外国人フル電動配達員(フル電動ニキ)が減る可能性も出ています。

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